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大分市のごみ収集業務を巡る官製談合事件で、市の職員と共謀し予定価格などを事前に聞いたとされる業者の男に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
官製談合防止法違反などの罪で有罪判決を受けたのは大分市のワールド建設の元監査役早川幸治郎被告68歳です。
判決によりますと、早川被告は2022年から2023年までの間、監査役を務めていたワールド建設が市のごみ収集業務を有利な金額で落札出来るように市の職員と共謀し、秘密とされている予定価格などを事前に受け取ったとされています。
大分地裁で開かれた3日の判決公判で、辛島靖崇裁判長は「従前から続く大分市の職員との不正な癒着関係を背景に職員よりも上の立場で予定価格などを漏えいさせた」などと指摘。
一方で、ワールド建設と大分市などの間で業務委託契約が合意解除されているなどとして、早川被告に懲役2年執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
弁護側は控訴しない方針です。
この事件については市の元環境部長の裁判も行われていて7月22日に判決が言い渡されます。
また、共謀した市の職員4人はこれまでに罰金の略式命令を受けています。